今まで何度もダイエットにチャレンジしては失敗を繰り返して諦めかけていませんか?
ダイエットに失敗する人の多くの人はリバウンドが原因になっていて、その多くは正しい知識が無い状態で芸能人がやっている流行りのダイエット方や食事制限などに手を出しているようです。
リバウンドしない痩せ方にはコツあります。
ダイエットでリバウンドしない体作りのため超重要な3つのコツをお伝えいたします。
それを念頭に再度ダイエットに挑んでいただくことで、これからはリバウンドする確率も下がり理想の体型を手にいれることができるでしょう。
photo by Charis Tsevis
目次
リバウンドしない痩せ方で大切な3つのこと
普段の生活の中での付き合いなどが多く食生活を改善できないまま月日が流れてしまい、気がつけば「あぁ…最近デブってきたなぁ…」と凹んでいませんか?
多くの人が結婚式や海水浴などのイベントを目標にダイエットを始めます。
ダイエットを始めるきっかけとしては良いことなのですが、その時に取り入れられる方法の多くが食事制限での摂取カロリーを減らし短期間で結果を出す方法。(言わば、根性論w)
確かに短期的には−5kgダイエットに成功したとか実現している人はいます。
でも短期間での無理やりダイエットをした人のほとんどはその後におとずれるリバウンドに苦しめられて結局元の太った体型に逆戻りしています。
ダイエットを成功させてリバウンドしないためには、大前提の基礎知識として以下の3つのポイントをおさえておくことが必要です。
- セットポイント
- 摂食中枢と満腹中枢
- 糖新生
これを理解することなしに流行りのダイエット法に手を出すからリバウンドに繋がってしまうのです。
リバウンドしたくないならセットポイントを下げる
人間の体や脳にはメカニズムがあります。
ヒトには長期にわたり維持されてきたベストの体重の値が、脳と連動して記憶されるセットポイントというものが備わっています。
セットポイントが高い人は太りやすく、低い人は痩せやすいです。
脳がセットポイントで記憶しているベスト体重になるために、脳は消費カロリーとのバランスをとりながら食欲をコントロールしたりしています。
そのためダイエットによって短期間で体重の急激な増減があれば、脳は代謝量を減らしたり食欲を増やしたりして自動的に元のベストな体重の値に戻そうとする仕組みになっています。
このメカニズムに逆らって、過度な断食によって体重の減らし方が急激であるほど戻そうとする反動が強くなりリバウンドの大きな原因の一つになっています。
急激な体重減は一時的には嬉しいかもしれませんが、本当の意味でのダイエットの成功とは言えないのです。
ダイエット成功後の体重をリバウンドすることなしに長期間維持するためには、 セットポイントを徐々に移行させることが不可欠となってきます。
セットポイントを移行させる方法で、シャングリラダイエットというものがあります。気になる人はググってみてください。たくさんでてきますよ。
リバウンドしないためには摂食中枢と満腹中枢を適正に維持する
ダイエットを行う際には、食事による摂取カロリーと運動による消費カロリーのバランスを保つことが有効だと以前から書いてきました。
しかし元々運動することが好きな人でも普段の仕事で忙しくしている人などは、継続的に運動を続けることが難しいのが現状なのではないでしょうか?
まして、運動が苦手な人や元々体力がない人は筋トレをするのも億劫になるのは理解できます。
そうなると手っ取り早い食事制限に頼ったダイエット法が取り入れられがちですが、これが要注意。
過度な食事制限による摂取カロリーを減らすことで栄養不足が続くと、体内の活動エネルギーが尽きる前に脳が反応して交感神経反応を低下させて消費エネルギーを節約しようとするシステムが働きます。
それと同時に満腹中枢の反応も鈍らせて摂食中枢(食べたい欲求をつかさどる)の反応を強くして、食欲旺盛な状態を作り出してしまいます。
今日だけはいいかって思いマヒってしまって、暴飲暴食をしてしまうんです。
この時点で多くの人は、食事制限ダイエットを続けられなくなるケースが見受けられます。
せっかく食事制限をして短期間で徐々に痩せていってたはずが、消費ネルギーをエコ状態にして食欲旺盛状態を生み出してしまいます。
またカロリー収支はプラスに転じて、元の体重に戻ってしまうという悪循環に陥ったりします。
これもリバウンドの原因となっています。
瞬間的には確かに痩せているのが、逆にデブを加速させてしまう結果になってしまう恐れがあるのです。
なのでやはりリバウンドせずに健康的で継続的にダイエットするならば、王道の消費カロリーと摂取カロリーを適正に保つために食事コントロールと運動を並行してやるダイエット法が良いのです。
これがリバウンドしない方法の鉄則なのです。
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リバウンドしない体作りのために糖新生を適正に保つ
ダイエットの話で誰もが一度は聞いたこたがあると思います。
ダイエットで無理な食事制限をし過ぎると筋肉まで減ってしまって、逆に痩せにくくなるとか。。。そうアレです。正しい理論を説明していきましょう。
ダイエットを始めて食事制限で身体を追い込むと体内がエネルギー不足状態に陥って、不足したエネルギーをカラダに貯められているグリコーゲン(糖質)や体脂肪で賄います。
このときに無理な食事制限や糖質制限をしすぎて栄養不足になっていると、 筋肉のタンパク質までを分解してエネルギーを作ろうとしてしまいます。
この作用のことを「糖新生」と呼びます。
これは見た目は細くなっていると感じるかもしれませんが、要注意です。
運動をせず過度な食事制限を行うと、この糖新生が繰り返されカラダ全体の筋肉量は減っていきます。
そうなるとこれまでと同じ生活をしていても消費エネルギー量が以前より少なくなってしまい、基礎代謝が低下するので消費ネルギーが極端に下がってしまいます。
これにより痩せにくく太りやすい体質ができあがってしまうのです。
【参考】糖質制限ダイエットはやり方を間違えると逆に痩せにくくなる。
この普段運動する習慣がない人が、食事制限を気合いで挑んで一時的に体重が減ってダイエットに成功したと思ったのもつかの間。
そこから以前と同じ食事量なのになぜか太り始め、その内に体重は元どおりに戻ってしまいます。
鏡を見ると同じ体重なはずなのに、筋肉が減ったことで見た目はメリハリのないだらしない体に愕然とするでしょう。
そうならないためにもやはりダイエットにおいて、運動と適度な食事制限は並行してやることを推奨します。
筋トレさえすれば、極端な食事制限などせずに少しだけ量を減らしたり食べる順番を変えるだけで、自然と痩せていきます。
【参考】30代からのメタボを解消する方法。太りにくい体は簡単に作れる。
【参考】痩せやすい体作りのコツ!体質改善の秘訣は食べ物にある。
ダイエットでリバウンドや失敗しないための目標体重の設定方法
ダイエットにおいて、リバウンドしないためには自分にあった適正な目標体重を設定することが重要です。
人によって、BMIやLBM、体脂肪率や身長体重も違ってくるので、やり方や目標も千差万別です。
決して、短期間でマイナス10kgとか無謀な挑戦はやめてください。必ずリバウンドしますし健康を損ねる危険があります。
イベントに向けて目標体重を設定するなら、逆算して何キロ痩せたいなら何ヶ月必要かをロジカルに算出してダイエットに取り組むことをお勧めします。
【参考】理想体重を正しく計算する方法。健康的に痩せるには−何kgがいい?
まとめ
リバウンドをしない方法とは、無理せずストレスのない食事量で体内に必要な栄養素は十分摂取しながら、摂食中枢の反応と糖新生を適正に保つことがカギとなります。
その中で毎日の食事では太りにくい食材をチョイスし、よく噛むことで中枢神経を刺激して余計な食欲を抑えることが重要です。
日常生活の活動を積極的に増やしながら(楽をしない)、自分にあったスローペースでダイエットしていくことが肝要なのです。
もう一度言います。
- セットポイントという概念を理解する
- 摂食中枢と満腹中枢の反応を適正にする
- 糖新生を適正に保つ
これがリバウンドをしない方法の奥義です。
今回紹介した正しい知識でダイエットを成功させて下さい!
今日もRe-MANしよう。
ジムなどでは、運動による体内の脂肪代謝やエネルギー産生に関わりのあるサプリを取り入れて効率よく脂肪を燃焼させていくことも推奨されています。