楽しい楽しい飲み会。ついつい飲み過ぎすぎてしまい、翌日には後悔するほどの二日酔い。襲ってくる強烈な吐き気と頭痛、何もやる気が起こらない体の怠さ。午前半休取ってしまおうか。
でも、「アカン!今日は大事なお客様とのアポイントがあった!」とか、「めっちゃ大事な会議があるし〜。一刻も早くこの地獄のような二日酔いを治したい!」って当日になって後悔する経験は誰にでもあるかと思います。
そんなあなたへ二日酔いに即効性のある効果的な解消法を伝えします。
僕は今まで二日酔いの時は爆食いして胃の中で上書き保存するイメージで治していましたが、色々調べたり二日酔いのメカニズムを知ると自分の治し方はあながち間違ってはいなかったらしいです。。w
photo by [Vinicius Zeronian Mattoso]
目次
まずは二日酔いの症状と原因を知る!
二日酔いといっても実は様々な症状があり原因があります。
それぞれの治し方もバラバラです。
まずは二日酔いの症状と原因をきちんと把握して、それぞれに効果的な対処をしていくのが、即効で二日酔いを解消する近道なのです。
二日酔いの原因と症状一覧
二日酔いの症状 もっとも多い原因 上位3つ
【原因①】脱水症状による二日酔い
二日酔いの症状でもっとも多い原因は脱水症状です。
キョーレツな頭痛・だるさ・吐き気で、丸一日潰れてしまうくらい全く何もする気力が生まれません。
なぜ、脱水症状になるの?
それは、アルコールの利尿作用のせいです。
アルコールの利尿作用により、体内の水分はドンドン失われていきます。
アルコール度が高ければ高いほど、利尿作用はガンガン働き脱水症状が起こりやすくなります。
炎天下でのバーベキューなどのとき、お酒を飲んでいるから水分んを全く取らず、脱水症状になる方が多いのもこのせいです。
アルコール度数の強いお酒が好きな人は要注意!
【原因②】低血糖症による二日酔い
頭痛、吐き気、体がだるい、以外に、めまいを覚えたら、低血糖になっている可能性があります。
なぜ、低血糖になるの?
通常お酒を飲んだ時、アルコールは全て肝臓で処理されます。
肝臓はアルコールを分解に忙しくなると、他の機能の働きを休ませます。
その代表的な働きとして、糖(グリコーゲン)の生産不足により供給できなくなり、二日酔いのだるさが発症します。
グリコーゲンとは
グリコーゲンは簡単に言うと、動物の体内でエネルギーを一時的に保存しておくための物質。
その分子は、いちばんエネルギーに変換されやすい栄養素である糖質(ブドウ糖)がたくさんつながった構造になっています。
必要な時にはこのグリコーゲンをどんどん分解して糖質を取り出すことができるので、グリコーゲンを内臓や筋肉に蓄えておくと、運動をする時にフルパワーで動けるというわけです。
引用:http://www.know-dt.com/
【原因③】アセトアルデヒドによる二日酔い
脱水症状と並んで多い二日酔いの原因の一つにアセトアルデヒドがあります。
これからくる二日酔いの症状は、キョーレツな頭痛、だるさ、吐き気、疲労を伴います。
なぜアセトアルデヒドが生成されるの?
アセトアルデヒドは肝臓のアルコール分解の過程で発生し、血液中のアルコールが肝臓のアルコール脱水素酵素(ADH)によって分解された中間代謝物質です。
また、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人は、生まれつきALDHが少ないのです。
アセトアルデヒドが血液中にどんどん流れ出てしまい、アセトアルデヒドの作用で血管が拡張し、そして顔が赤くなるのです。
photo by [Rob Sinclair]
二日酔いの解消法
二日酔いを引き起こす原因上位3つを理解して、それぞれを網羅する効果的な解消をしていきましょう。
- 脱水症状を解消する
- 低血糖 を解消する
- 肝機能を上げる(アセトアルデヒドの分解を促す)
この3つの働きを持つ食べ物を食べる事で、二日酔い症状を即効で解消する事が期待できるのです。
二日酔いを解消してくれる食べ物
これら二日酔いを引き起こす主な原因を解消してくれる食べ物・飲み物を紹介。
水・スポーツドリンク
飲みすぎた翌日には食欲も何もわかないと思いますが、とにかく水分だけはまずガンガン飲みましょう。
スポーツドリンクには糖分が十分含まれているので、二日酔いで低血糖・脱水状態の体への水分補給にピッタリです。
またキンキンに冷えた飲み物が欲しくなると思いますが、常温で飲む事をオススメします。
体温に近い温度の方が体への負担が少なく、水分吸収がより早くされます。
また、併せて水分を多く摂取して、アルコールを体外へ排出するため、トイレに頻繁に行く事も効果的です。
味噌汁
味噌のたんぱく質・ミネラルが肝臓機能の働きを助けてくれます。また、味噌汁は具に他にもいろんな具材をトッピングできるので、相乗効果も期待できます。
特に二日酔いに良いのは、しじみ味噌汁です。
これは二日酔い解消のためには間違いないです。かなり和らげてくれます。
シジミのアミノ酸が肝臓の機能を高めたり、アミノ酸の一つオルニチンがアルコールの分解をより促してくれます。
これはコンビニにカップであったり、スーパーで小分けにして販売されているので、ストックしておくと重宝しそうですね。
アブラナ科の野菜
ブロッコリー、カリフラワー、大根、キャベツなどアブラナ科の野菜は、肝臓の解毒機能を促進してくれます。
特に大根は、おろしにして食べると胃のムカムカもスカっとしてくれますよ。
ランチ時には、なるべくこれらの野菜が入っっているものを選びましょう。
梅干し
梅干しのピクリン酸が肝臓の機能を活性化し、アルコールの分解を助けます。また梅干しの酸味のクエン酸が、体の疲労を回復して二日酔いのだるさを軽くします。
コンビニに売っているのかわかりませんが、あれば食べてみてください。
ハチミツ
ハチミツの果糖がアセトアルデヒドの分解を促して二日酔い症状を軽くしてくれます。またハチミツのブドウ糖はすぐに体のエネルギー源となってくれるので、体のだるさ解消に有効です。
普段あまり甘いものを食べないけど、二日酔いの時はパンケーキなんかもいいかもですね。
トマト
トマトのリコピンがアセトアルデヒドの働きを抑制し、二日酔いの症状を軽くします。
またトマトの酸味 であるクエン酸が胃の働きを良くします。
そういえば、ビールをトマトジュースで割ってのむ「レッドアイ」は酔いにくいと聞いた事があります。
アロエヨーグルト
アロエの主成分アロエチンには解毒作用があり、アルコールを分解する肝臓の負担を軽くしてくれます。
アロエヨーグルトや、アロエジュースなどコンビニで手軽に買えるので、二日酔いの朝にアロエ製品を摂り入れましょう。
カレー
カレーに入っているターメリックの成分にウコンが含まれています。
ウコンは二日酔いに効果的なように、ターメリックが含まれるカレーは二日酔い解消に有効なのです。
二日酔いがひどくてカレーは食べられない…という場合は、スープを加えてスープカレーにすると比較的食べやすいです。
また、飲んでいる間からカレーを食べておけば二日酔い予防に繋がります。
まとめ
二日酔いで目覚めた朝。これらのモノを午前中に摂取しておけば、できるだけ早く回復できます。
二日酔いの朝は辛く、食欲は湧きません。しかし、何も食べなければはアルコールの作用による二日酔いが一向に治りません。
とにかく、何か食べて上の解消法にある通り効果的なものを口にして早く二日酔いから解放されてください。
僕は、長年二日酔い対策に「しじみ習慣」を服用してます。
2粒でしじみ汁一杯分くらいの効果はあるとの事です。